酸化染料とは、カラー(永久染毛剤)の1剤に使われる染料の一種で、染める前は小さな無色または淡色の分子ですが、酸化反応によって大きな分子が大きくなり、髪の内部に定着するのが特徴です。
酸化染料の仕組み
酸化染料の主成分は次の2つです。
- 染料中間体(一次中間体)
- カプラー(色調調整剤)
毛髪が染まる流れは以下のようになります。
- アルカリ剤(例:アンモニア)が髪のキューティクルを開く。
- 過酸化水素がメラニン色素を脱色する。
- 過酸化水素で染料染料酸化反応を起こし発色する。
- 大きな色素分子が髪の内部で生成される。
- 分子が大きいため外へ流れ出にくくなり、色持ちが良くなる。
代表的な成分
代表的な染料中間体には次のようなものがあります。
アレルギーを発症する頻度が特に高いもの
- パラフェニレンジアミン(PPD)
- トルエン-2,5-ジアミン(PTD)
アレルギーのリスクがないわけではないが頻度が低いもの
- オルトアミノフェノール
- メタアミノフェノール
- レゾルシン
- パラアミノフェノール
- 塩酸2,4-ジアミノフェノキシエタノール
カプラーには、
- レゾルシン
- m-アミノフェノール
- 1-ナフトール
などが使われます。
これらの組み合わせによって、ブラウン、アッシュ、レッド、バイオレットなど幅広い色が作られます。
メリット
- 色持ちが良い(4~8週間程度)
- 白髪がしっかり染まる
- 明るくしながら染められる
- 色のバリエーションが豊富
- 洗髪による退色が比較的少ない
デメリット
アレルギーのリスク
ジアミン系の酸化染料はアレルギー物質ですので、アレルギーを引き起こす可能性があります。
特にパラフェニレンジアミンはアレルギー性皮膚炎を起こすことがあり、かぶれや発赤、かゆみなどが生じる場合があります。重い場合には顔の腫れや全身症状を伴うこともあります。
髪へのダメージ
過酸化水素とアルカリ剤によって、
- キューティクルの損傷
- タンパク質の流出
- 乾燥
などが起こりやすくなります。
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